1. 英語力のレベル
レベルは大学中級程度とされているので、準1級と2級では難易度にかなり差を感じる方も多いでしょう。必要な語彙数は約7000語と2級レベルにプラス1500~2000語アップし、出題される語彙も抽象的な語や専門用語が多くなるため、しっかりと語彙の学習をする必要があります。
2. 受験のこころがまえ
リーティングとライティング合わせての試験時間が90分です。ライティングが、2016年度第1回試験よりeメールへの返信からエッセイライティングに変わっています。またライティングの語数指定も100ワードだったものが、120~150ワード以内まで増えました。
エッセイライティングは、TOPICに対して賛成か反対か(Agree or Disagree)の立場を明確にし、指定されているPOINTの4つの中から最低2つを使い、自分の意見をまとめ上げるという内容です。新しいエッセイライティングの対策については、
こちらにサンプル問題と、模範解答を含んだ解説の詳細が明記されていますので、ご参考ください。
エッセイライティングは、自分の意見をまとめるのに時間がかかります。リーティングは70分、ライティングは20分という時間配分を目安に、本番に臨めるよう仕上げる必要があります。常に時間を意識した対策をすることで、合格が近づいてくることでしょう。
◆試験内容:筆記90分 / リスニング25約 / スピーキング約8分
3. 合格のポイントは?
リーティングで使える時間を考えると、読解問題で日本語に訳し意味を理解した上で回答していく時間はほとんどないので、文章を頭から読み、その場でフレーズごとに理解していく「直解読法」をマスターし、リーティングスピードをアップする必要があります。前置詞、関係詞、接続詞など文の切れ目になるところはどこかを的確に判断し、文章を頭から理解できるようにトレーニングしましょう。そのためには各文の切れ目とその意味/内容を意識しながら音読をすることが効果的です。意味がわかる英語の音読を繰り返し、最終的には150ワード/分程度の速さで音読できるようになると、黙読スピードも確実にアップします。また音読をすることで、英語の語感も身に付くのでリスニング力アップの効果も期待できます。リーティングスピードの強化のためにも是非実行してください。